ROHS分析の対象となる6種類の化学物質とは?

ROHS分析対象となる有害な化学物質の種類とその影響

ROHS指令で規制されている特定有害物質

このように規制されている化学物質ですが、実は日本でも一部聞き馴染みのある物質になります。水銀、鉛、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテルの6種類が特定有害物質になりますがそのうち幾つかを紹介していきます。

公害で問題となった各種物質の知名度ランキング

no.1

イタイイタイ病の原因となったカドミウム

カドミウム中毒としていちばん有名なのがイタイイタイ病ではないでしょうか?カドミウム中毒の症状として肝臓障害や高血圧などがあります。各種症状がカドミウム汚染された地域ででているのです。特に富山県で有名で被害の対象者は数千にのぼるという調査結果もあります。

no.2

日本人にはとても身近な水銀

各種物質の中で特に日本人にとって特に危険なのが水銀ではないでしょうか。魚介類には微量ですが、水銀が含まれています。日本人は魚介類を好んで食するため、体内に水銀が蓄積されやすく、水銀中毒となる可能性が高いといえるでしょう。水銀中毒として有名な事件が「水俣病」ではないでしょうか。多くの被害をだしたこの公害も身近な水銀が原因となっています。

no.3

多くの業界で対応を迫られる鉛

鉛の規制はROHS規制の前から各種業界で対応をしています。特に水栓業界、水道業界では昔から水分中に含まれる鉛含有率を下げるという取組を行っています。材料として青銅や黄銅を使用するため特に問題視されており10年以上前から厳しい基準を設けています。上記以外には自動車業界でも規制は行われており各種業界でも追随するかたちで対応が完了していくことでしょう。

ROHS分析の対象となる6種類の化学物質とは?

フラスコと試験管

ROHS分析で行う定量分析

有害物質はこのようにありますが、それを調べるためにROHS分析が行われます。2種類ありますが一つが定量分析です。定量分析とは、検査対象に対して物質がどれだけの量を含んでいるか定量的に判断する分析方法になります。ROHS規制は含有量を規定していますので、一定以下の量であれば規制をクリアできるのです。しかし問題もあり、1成分の分析において金額が高額になります。分析成分によって値段は変わりますが、昔から対応している鉛やカドミウムは多くの機関が分析を行っているので比較的安価で請け負ってもらえます。それ以外は機関も少なく、その分費用も高額になってしまうでしょう。予算を考えしっかりと自社にあった検査機関を探してください。

含んだ物質を調べる定性分析

定量分析では量を調べましたが、ここで紹介する定性分析は検査対象の製品に特定物質が含まれているかどうかを調べる分析法になります。複数の元素をまとめて調べることができるのでその分、定量分析より回数は少なくてすみます。しかし、この分析は含んでいるかどうかを調べるだけになるので、あまり証明にはなりません。定量分析のほうが信頼性で優れているといえるでしょう。結果をよく吟味することが必要です。

業界でのROHS指令への取り組み

各種業界では対応をはじめているROHS指令や他の規制ですが、中小企業などでは完全に対応しているとはいえないのが現状です。そもそもROHS指令自体が儲けをうむ取り組みではなく欧州での販売の前提条件であり、環境保護を目的としています。そのため企業内では人員不足に陥ったり資金面でも苦労しているようです。その作業を請負っている機関が行っているのがROHS分析をはじめとした各種測定分析になります。中小企業でも外注できるので積極的に活用したいところですね。